下仁田ネギの歴史
「下仁田ネギの歴史と栽培」より
- 中耕・土寄せ
- 台風や雷雨などの大雨が降った後は、湿害防止と土中への酸素補給の為、除草を兼ねて中耕を行う。
ネギ作りにおいて土寄せ作業は大きなポイントである。
一度に多くの土を寄せるのではなく、2〜3回に分けて寄せる。
生育のすすんでいない夏から初秋にかけて多量の土寄せを行ってしまうと軟白部の肥大をたいへん防げる。
また11月まで土寄せを行わないでいると、葉のしまりが悪くなり、品質が低下する。
したがって9月下旬以降に1回目の土寄せで5〜7cmに、最終的には15〜20cmになるように葉の分岐点の所まで土を寄せる。
軟白部が土を寄せてから仕上がるまでに30〜40日かかる。
つまり、収穫以前の最後の土寄せは、収穫予定日から数えて30〜40日前までに終わらせるようにしなければならない。 - 病害虫
- さび病・黒斑病・アブラムシ・ネギアザミウマ
- 収穫
- 収穫は降霜にあった後、11月から12月にかけての頃が適期である。 収穫後、すでに箱づめ、結束を行うと葉が割れるので、夜露や霜のあたらない場所で地干しをして、葉が軟弱になってから出荷調整をする。