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7/7七夕です。そしてサイト誕生日です。おめでとー!!
そんなわけで、思いつくままに話を書く。
毎度着地点が分かんないけどどうせ二人だけの時にいちゃついてる。
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カサカサと葉同士が当たる音。 湿気をはらんだ風だが、風鈴の音を聞くと涼やかに感じる…それと同じだろうか、どこか爽やかで、どこか境界線が曖昧になるような空気で。 背丈が低い短刀の男士たちは大きな男士に肩車をしてもらいながら、踏み台に上がりながら、めいめいに色とりどりの短冊を飾り付けている。 「ねえねえ、長義さんは何書くのー?」 乱藤四郎が何枚かの短冊と筆を手に、パタパタと近寄ってきた。 「は? あぁ、あれか。…遠慮するよ」 「うわー、いっつもそうだよねー?せーっかく朝露?で墨擦ったのにさ。みんなの分やるの大変だったんだよー?」 「はいはい」 「たまには楽しめばいいのに?あるじさんって結構賑やかなの好きな人じゃん?明るい子だしさ」 「…仕方がないだろう。…こんな事で性分を変えられたらたまったもんじゃないよ。それに、短冊をぶら下げたからと言って何だというのかな」 「うーわ、つまんない考え〜」 「面白くなくて結構。誰かのウケ狙いをしているほど俺も暇じゃあないんでね」 乱が差し出してきた短冊を片手を向けて阻止し、「それは主にあげてやってくれ。彼女ならば書くだろう」と付け加える。 「ははーん。 なるほどぉ〜? あるじさんの願いは俺の願いだーってやつぅ?ひゅー!妬っけるー」 「……。はぁ、はいはい。それでいいよ。勝手に言ってくれ」 額に手を当て、息をつき。 雨上がりの庭、皆の声を聴きながら長義はその場を後にした。 * * * * * * * 「うぁー、部屋は涼しいけど廊下は無理ー」 「全く…だらしがないねぇ」 障子を開け、なだれ込むように部屋に入ってきた審神者に苦笑し、テーブルの上に冷たい飲み物があるよと長義は続けた。 「私、秋冬以外は駄目な人なの」 「ああ、そう」 「多分ね、鶴丸は分かってくれるよ。何か暑さに弱そうだもん」 「…確かに「真っ白だから日差しで焼けそう」だなんだ言っていたな」 長義の隣に腰を下ろすと、勧められたコップに手を伸ばして一気に流し込むように。 一つに結った髪をさらにクリップで上げ。首に当たる髪さえも暑いのだろう。 「はー…お茶うまー」 「…ああそうだな、あとで髪を上げてやろうか。簪なら固く綺麗に上がるだろう」 「わーほんとー?嬉しいかもー」 ふと静かになると外の声―――池の近くの蛙の大合唱が響いてきた。 「七夕祭り、とやらは終わったのか?」 「あー…そうだね。あと大広間に残ってる子たち位かな」 「まぁ、色とりどりに飾られたあのような光景は良い、とは思うが―――騒ぐのは遠慮願いたいね」 「綺麗だったよねー。なんか、雰囲気に飲まれそう」 「……。 まぁ、それはあるかな。神と結びつける行いは少なからず、ね」 本日の夕餉には淡い色のついた半透明の菓子が出ていた。 恐らく「そういったことが好きな男士ら」が用意したのだろう。 庭に出て、空を眺め。昼間まで降っていた雨雲が消えたのを喜び空を指差し。 零れ落ちてくるような星を眺めた。 「なんで願い事なんだろうねー?」 「…さぁ?お人好しなのかな。…織……。織姫、ねぇ?」 「なんで姫なんだろ。彦星は星なのに」 「さぁ、あまり興味はないかな」 雪見障子の硝子部分、そこから微かに見える外を眺めながら。 「長義、書かなかったんだって?」 「どうせ君が書くだろうと思ってね。―――なんて書いたんだ?」 「男士の皆が元気でいますように、 だけど」 「……。あぁ、それで良いよ」 長義は立ち上がり、障子を引いた。 部屋の廊下の前、そこには。 「へぇ?それで?これは何だ?」 呆れたように笑い、座ったままの審神者を見下ろす。 「あ!」 廊下には小さな小さな笹が横たわっていて。 拾い上げ、また障子を閉めた。 「見つかったー。 や、薬研がね。乱に聞いたぞ〜…ってちょっとだけ笹を伐って渡してきたんだけど」 それは片手で持てるくらいの長さ。 1つ短冊を付けるに精一杯の大きさだった。 「…全く、余計な事を」 そう口では言っているが表情はそうではない。 呆れたように笑い、手を差し出した。 「?」 「あるのだろう?審神者ではなく、君だけの願い事が」 「…えー……見せるの?」 「先に言ってしまった方が文章を読まれるより恥ずかしくないだろう?どうせここに置く為に持ってきたんじゃないのか」 「えーと……。 ふ」 「ふ?」 「夫婦円満、 とか」 「…っ、 なんだ、それは」 思わず吹き出してしまう。 「ああ、いい。…それでも良いが…。そのような事、他の者に頼まずとも俺と君の話だろう」 「…いや、ほんとは違うけど…」 「?」 折りたたんだ紙を顔を隠すように広げて、長義には文字が見えない裏側を見せながら。 「わ、笑わない?」 「笑わないよ」 「うそ、今笑ったじゃん!?」 「君が定型文みたいな願い事を言うからだよ」 「言ってる、ことは同じ なんだけど さ…?」 「ああ」 ――――私の山姥切長義と―――― 「……。 やはり。…誰かに頼むものではないな」 「ほら、やっぱそういう言い方するー」 「…だが、事実だよ。星の神に頼むより、付喪神の―――君の伴侶の俺に頼め」 短冊を膝に置き、頬を、髪を撫で。 「しかし、何かが欲しい、という願い事ではなかったんだな?」 「うん。 わ、たしは――…長義が居てくれれば特に…なにも。って感じで。……むしろ」 少し恥ずかしくなってきたのか、目線が落ちる。長義の目、襟元、胸元。 肩を縮め、こつん、とその肩口に額を押し付けた。 「むしろ…?」 「…長義みたいな、…すごい人、…ずっと、捕まえとける、自信、なくて さ」 「俺が他の女人に興味が向くとでも?…馬鹿だね君は。何度伝えてもわからないかな。…だとしても他神に頼むことではないよ」 「わ、かってる けど。……文章にしてみたかったんだよ」 「…あぁ、そう言うモノか。 ただ…知っておいて欲しいのは俺はそんな男ではないよ。見くびるな、と以前も伝えたが」 髪を梳き、少しずつ手を下げ。 「知ってる。…長義が、私の事すごく大事に思ってるのも…」 肩口から襟元へ押し付けていた額が移動していた。長義が口を開く度に動く喉元を、響く声を一番近くで聞きたくて。 「………。は、全く、人の子は複雑だね」 「なら、やはり知らぬ者になど頼るな。…夫婦間の願いは互いに叶えればいい。大丈夫だ、俺も君に叶えて欲しい事がある。お互い様、かな」 「叶えて欲しい事?私に? なになに?」 襟元から顔を上げて。近い距離で交わった視線に長義はふ、と笑みを作って。 「あぁ。…貴女のその短冊と同じ事だよ」 指を絡め。審神者が書いた願いの短冊に触れて。 「永遠に一緒にいたい… ってやつ」 「あぁ、俺の妻になったのなら当然。……嫌ならこの手を振りほどけ、と妻問いした日に言ったな。だが貴女は手を握り返してきた」 「ん…」 「なら簡単だ。…何を不満に思う事があるのか俺には理解できないね。互いに心臓を結び付けているんだ。…他に入る隙等ない」 青い瞳の視線が栗色の瞳を絡める。 「俺の評価がどれほど高く、例え欲しいと言われてもね。…この俺の妻は、大切に想うのは貴女だけだよ」 ぷつ、ぷつ、と襟元の釦を外し。 「さぁ、―――こちらに」 「ッ? ちょう、ぎ?」 先程までの優しく語りかけるような声と目線は少し、挑戦的な光を宿し。 ―――あぁ、この山姥切長義という刀剣男士はこうなのだ。 「俺の声を一番近くで聞きたいのだろう?…いや、声だけ、ではないか?」 「っ…ぁ、え…ぇ、と。 ……長義の声…好き、だし、……そりゃぁ… って。ちょ、ちょっとズルいって!」 「おや、人聞きの悪い。 俺に言わせれば自分の言いたい事を何故口に出来ないのか、不思議なくらいだ。――――まぁ、はは。そこまでいじめる事はない、か」 長義は頬を朱に染めた審神者の肩を己に引き寄せる。 温かい頬が、胸元に当たり。 「……。…あー…長義の、肌の、 好き…」 微睡むような声でぽつりと言った言葉。 「…へぇ。…なるほど?別に全ての釦を外してくれても構わないよ」 「ん! ぁ、いや……あの」 ふと漏れてしまった本音だった。 言葉に出てた!?と慌てる審神者にまた笑って。 「……さて、この短冊は俺が預かろう。…星の神とて「男士皆が健やかであるように」やら他の奴らの願いを叶えるに精いっぱいだろうからねぇ。少しは加減してやらなくては」 「あー、ふふ、そういう考えもある?」 「あぁ」 「ふふ、長義…ぃ」 段々と長義に寄りかかる重みが増してくる。 その身体を受け入れてやりながら、少しずつ身体を倒し。 審神者と絡めた指から短冊を抜き取り、傍らのテーブルの上に置く。 「ん、………あのね」 「?」 「…不安に思う事、…否定したりしない…?」 「……してはいないよ」 「うん…」 「それで?」 「ん、長義と、こうしてるの。幸せ過ぎてね…少し、怖かったりするんだ。……人だとね、いつかどちらが欠けたらー、ってやつ。……でも、そう言う心配はしなくていいじゃない?」 「………」 長義は先を促すように、頭を撫で。 「…じゃあ怖がる必要ない、って思うでしょ、…でも、そういうもんでもないんだよねー…って」 「…あぁ、曖昧な物言いは君が得意とする所だな」 「もうー……ふふ、でも。その度にね」 「?」 「…「俺は――」って、呆れながら長義が言ってくれるの。嬉しい、んだよね」 「! ……あぁ」 ぴたりと長義の胸に寄り添っていた頬を上げ、目線を合わせ。 「何度でも言ってやろう」 ―――知っている。この「俺」を気遣う行動の一つだとは。 以前、「私と共に居なければ、次の主も居たかもしれない。刀剣男士としての生をもっと自由に過ごせるかもしれない」と。 だからもしかしたら「いつか手を放す事が来るかもしれない」と考えているのだろう。 だが。 「…いつか戦が終わり、この本丸を離れ「刀剣男士の主」でなくなっても。この山姥切長義の「妻」であることは変わらない」 頬を、それから唇に指を滑らせ。 いつの間にか畳に倒れ込んでいた身体、脚を絡めて。 名を呼ぶ。 「ちょう、ぎ。 もっと」 「はは…はいはい」 視界が滲むほど目の前で。 唇に触れたままの長義の指に指を絡めて、舌先を付ける。 「……なんだ?可愛い事を……」 く、と笑い。そのまま重なり合う。 |
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そう言えば今年の刀剣乱舞の景趣七夕って短冊に好きな事書けますよね。
だから↑の小説と同じ事書いたのですが、突然長義からの返信の短冊に切り替わっていて何事!??
…と思ったら家族が設定したらしい(笑)。
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