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水面下で色々あってとにかく甘いのが描きたいと思って描いたもの。
構図は改造OKのフリーをお借りしました。ところどころ変えながら描いてます。アナログ描きなので見ながら描いてるけどやはり身体は難しいね!!
こちら描き直したやつ。
↓当時のやつ。

書きながら考える小説↓
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「俺は既にこの本丸の刀、なんだが?」 山姥切長義は盛大にため息をつきながら端末を、こん、と指で弾いた。 「ああー…でもなんか…戻ってきてもらわないと、って」 どうやら話はこうだ。 この本丸の山姥切長義は、今の審神者の所有になる1年ほど前の顕現だ。 その1年間、政府内で仕事をしていた履歴がある。 もちろんこちらに譲渡される際に全ての業務引継ぎは済ませてきた――――筈だったのだが。 「全く迷惑だね。政府で勝手に書類を紛失したのだろう?だったらあちらで対処すべきだな。俺が解決してやる義理はない。それにこの数年、彼らは一体何をしていたんだ?遊んでいたわけでもないだろうに、今更俺が行っても出来る事はないと思うんだけど」 手をひらひらと振り、いかにも面倒な様子でもう一度息をついた。 「そ、それがね。なんか…長義じゃないとわかんないかなーってところがあるんだって」 うわぁ、これは相当イライラしているんだなぁ、と彼女は思う。…気持ちはわかるけども。 「俺でないと? はあっ…だから、この数年間どうしていたのか、って話かな。全く…」 「……ええ、と」 「……は。――――全く、…弱いね、俺も」 審神者が目を伏せ、居心地悪そうに逸らしたから。 「…行ってくるよ。まぁ……政府と板挟みになるのは君だからな」 「うん、ありがと」 審神者用端末には「どうにか山姥切長義を説得するように」と、何度も入っていたのだった。 * * * * * * * 「では、行ってくるよ。主」 次の日の早朝。 転送ゲートを政府に合わせ、長義は陣の上に立つ。 「すぐに戻ってくる。いい子にしているんだよ」 「えーちょっとー!何で子供扱いなの?」 腰に手を当てて、む、とした顔を作って。 「はは、面白い顔。…そういう所かな。 あぁ、他の男士に身体を預けるんじゃないよ」 あぁ、と声を上げ。 「!??? は、はい!?? ちょっ…私は長義だけ――― …って! 何言わせるの!!」 「! おや、思いがけず可愛い言葉が聞けたな」 寂しがっているのは、分かる。だから少し軽口をたたいてやったが――まさかこんなことを滑らせるとは、と長義は思う。 愉快そうに笑った声を最後に、青白い光が消え、そこにあった姿も同時に消えた。 「(何度も見てるけど…不思議だよね、転送陣って)」 今は何も言わず、光りもしない陣の中に足を踏み入れる。 膝をついて、先程まで長義が立っていた場所に触れた。 「…………」 審神者部屋の障子を開け、ぱたん、後ろ手で閉めた。 「えーと……」 それから 近侍欄の『山姥切長義』の木札を外す。 「(明日か、明後日には戻れる、って言ってたけど…。やっぱりこの短期間でも近侍って誰かお願いした方がいいんだよねえ)」 無意識にその札に書いてある名に触れながら。 「遠征行ってない子で――――と、薬研、か」 ―――その日の晩。 何のことはなく一日は過ぎ、何となく眠れず部屋の前の濡れ縁に腰かけていた。 冬場の凛とした空気。 庭に雪こそあるが空はとても晴れている。 「…うわ……寒ッ…こんな晴れてるもんなぁ…」 胸の前で上着のあわせをぎゅ、と掴んだ。身の丈が近いと言っても彼の服では肩が余る。少し長い袖の中に手をすべて隠して、自分に腕を回した。 「うー……寒、寒、寒……」 立ち上がり、部屋の障子を開ける。途端、火鉢の熱のふわりとした熱気が出迎えてくれた。 部屋の明かりは火鉢と月明かりのまま。それでいいかと机につく。 机の隅には小さな四角い手鏡。紋が刻まれている木製の蓋を開け、顔を映した。 「わ、なんかつまんなそうな顔」 小さ目の引き出しからつげ櫛を取り出し、何度か髪に櫛を入れる。 とにもかくにも、微妙、としか表現が出来ない自分の顔。それから自分が羽織っている黒い服。――――長義の内番着だった。薄暗い部屋に袖の二本の白いラインがやけに目立つ。 「んー、ちゃんと掛けておいても絶対バレるんだけど。まーどうせバレるんだから着たっていいよね」 もう一度襟元をかき集め、顔を埋める。残り香を探すように。 今日は風呂は皆が寝静まった頃に静かに入ろう…等と何となく思っていると外からの声が聞こえないことに気が付く。 思いのほか時間が遅かったようだった。時計を見ればその通りで。 「……あー…もうこんな時間…かぁ」 ああ、どうも駄目だ、と深呼吸をする。 長義が居なかった期間もあったし、長義が近侍ではなかった期間も長い。 「(もし――― このまま戻って来なかったら、どうしよう)」 ふと、そんな考えがよぎって、「わ」と声を上げた。その声があまりに大きくて自分で驚いたくらいだ。 「いやいやいや、そんなことない。ただ仕事の手伝いしに行っただけだし、あの長義が戻ってこない筈が――…」 フードを被って。元々大きめの作りのフードは周りが見えないくらいに顔を隠す。 ちらりと見た机の上の鏡にはまるで真っ黒い塊になったのかのような自分が映っていた。 「だから、そんなものは俺の代わりにはならないよ、と言っただろう? ―――あぁ、あの時は君は寝ていたか」 「!! うわぁあ!?」 「ッ……。 おい、騒々しいね、全く。何時だと思っているんだ。他の奴らが起きる。声を落とせ」 振り向くとそこには山姥切長義がいた。 大きな声に呆れたように片眉を吊り上げて。驚く彼女に静かで落ち着いた声音を落として。 「ただいま帰還した。特に報告事項は――ないね。滞りなく終わったよ」 1日会わなかっただけなのに、とてつもなく時間が長くて。 「こんな時間だからね、こちらに寄るつもりはなかったんだけど…。気配を感じてね、…寄ってみて正解だったな」 「どう、して。明日とか明後日とか」 「おや、予定通りの方が良かったのか? まぁ大した仕事ではなかった、という事かな。全くあの程度で呼ばれるなんてね。あちらも人材不足なのか何なのか。…だが、もう俺は関係ないのだから呼び出すなと釘は刺してきたよ」 戦にも出ている。本丸を留守にすることなど珍しくない筈、なのだが。 「あ―― あぁ……」 自分で想像した言葉はとても怖かった。 「…? なんだ?妙な声を出して」 座りこんだまま動かない彼女に近づき、畳に膝をつき視線を合わせる。 「い、や…なんでも。大丈夫。……あぁ、お帰り…」 「主?」 火鉢の、それに月明かりに、視界が揺れた気がして。 思わず目を逸らすように俯く。 「(え、なんで)」 「…へぇ?そんなに俺に会いたかったのかな?泣くほど、ね。 それに、君が行って来いと言ったのだろう?」 「な、泣いてないし…?」 「なら、これはどうだ?…―――俺の上着を羽織って包まれるほどに…」 言いながら、首元の釦を外し、指を入れて緩める。しゅる、とタイが静かな音を立てた。 「っ…」 途端、視界がぐるりと動く。後ろに倒れる感覚に思わず身体を縮こませた。 だがそこは長義なのか、後頭部にはしっかりと手が添えられていて。 天井と、月明かりに浮かぶ銀の髪と青い瞳。 「…ちょう、ぎ」 腕はしっかりと長義の手によって固定され。 「君が、こんな刻限まで俺を待っていたのなら、ご期待には応えなければ…」 「っ…!」 「上着を俺の代わりにするほど、俺にこうされたかったわけだ…? 君はどうもそういった所があるのは理解しているけどねぇ…」 さらり、と彼女の髪に、頬に銀の髪が降り注ぎ、混ざりあう。 「……ん ぅ」 先程まで外にいたからか、少し冷えていた互いの顔は、唇は触れると熱を帯びるのがわかる。 背に感じる畳の硬さと、身体の前で感じる長義の温かい身体。その全く違う感覚に身体の熱が上がっていくのを感じる。 「…っ は…」 「でも、あまりこう可愛い事をしていると……俺も黙ってないよ」 低い声でそう、囁いた。 「……――」 「…ん …長義に名前…呼ばれるの好き…」 「はは…」 耳元で名を呼び、上げた栗色の瞳に唇を落として。 そこにあった顔はもう、先程までの表情ではなかった。 「そんなにも俺が恋しかったとは、二晩も経ったら生きているかも怪しいね」 「ぅ……見てたみたいに言わないでよ…!」 「うん?ああ、見ていたさ。…鏡でね」 「…は!? うそ?」 「さぁ、どうかな」 「でも」 「?」 「……長義が、戻ってきてくれて …良かった」 ついた息と共に、言った言葉は、声はひどく小さく。 「…当然だ。俺は君に顕現されたわけではないけども、君に一番近い刀は――男はこの俺だ。 どこに行く気はないよ」 「でも、例えばもし、政府が…譲渡取り消しで戻って来いって言ったら…?」 「なんだって? あぁ……」 そんな事だろうとは思ったが、本当にそうなのか。と、長義は息をついた。 戦に出ている事とはまた違う不安。 自分が顕現させた刀剣男士ではない、から。 「(こんな事で不安にさせるとはまだまだ、なのかな…)」 ―――いや、だがそれもいい。案じられるのは、そのひたむきな想いは決して悪い気はしない。 そのような事で不安にさせても、それを上回るものを俺は与えてやれる。 「……。貴女を俺の神域に隠して、折れるよ。この身は貴女と俺の為に使う。…今更、俺の主以外の誰の言う事も聞くものか…」 彼のその低く、息交じりにかすれた声は誓いのように耳に響く。 「! 折れるとか言わないで、駄目だからね」 例えの話だと分かっている。だが「折れる」その長義の言葉に胸を突かれ、彼を失う怖さに目を潤ませて彼の胸元をぎゅ、と掴んだ。 「…あぁ……。その顔」 ぞくりとする。 彼女の真っ直ぐな目。心配に揺れるその奥の光。心配と、独占欲が渦巻いている。 「安心しろ…この山姥切長義、折れやしない。…もし、それができるとしたら君だけだ…」 長義は彼女の手を自分の襟元から外し、その指先に唇を…舌先を付ける。 「…じゃあ、長義はずっと、…私と一緒にいてくれるね…」 胸に顔を埋めて、心臓の鼓動を確かめるように囁いた。 「……」 ふ、と口角を上げ。頬に唇を付け、それから下へと這わせる。 器用に外された釦の中、鎖骨のくぼみの柔らかい肌に、少し音を立てて舌と跡を付けた。心臓の音を重ねるように、優しく、深く抱きしめて。 「ん…!」 長義の背に腕を回し、彼をしっかりと抱きしめ返した。彼の体温が、不安を完全に溶かしていく。 「あぁ。…当然だ」 二人の体温が混ざり合い、部屋は火鉢と月明かりに包まれ、外と遮断する。 二人の髪は混ざり合い、互いの独占欲を確かめるように、何度も。 |
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多分めっちゃ急いで仕事終わりにしてきた。
なんかいつも同じようなのだな(笑)、あまり考えないで書いてるからか。
俺の代わりにはならないかな、の元はこちら
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