一谷嫩軍記〜熊谷陣屋〜    平出歌舞伎保存会

   源氏の武将熊谷直実の陣屋では、初陣の息子小次郎の様子を心配する熊谷の妻相模と、やはり我が子平敦盛の安否を気遣う藤の方が控えていた。
  直実が陣屋に戻ると、相模と藤の方に向かって敦盛を討ったことを語って聞かせる。泣き崩れる藤の方。
  ところが、首実検として主君源義経の前に差し出された敦盛の首は、なんと息子小次郎の首。後白河院の落胤である敦盛を助けよとの義経の内意を、
  察知した熊谷は、我が子を身替わりにしたのだった。
  救われた敦盛が、石屋の弥陀六(実は平宗清)に無事託されるのを見届けると、熊谷は出家を決意するのだった。


07.3.11.白沢町多目的ホール



敦盛討死を藤の方と相模に語る熊谷



女二人も敦盛、実は小次郎というトリックを知らない悲劇を演じている



首実検

立ち騒ぐ女二人を叱りつける熊谷の制札見得がハイライト











熊谷が出家する








江戸時代中期、約250年程前から伝わる地芝居又は農村歌舞伎の流れを受けている。
戦争により一時は衰退し活動が行われなくなったが、 ...
昭和57年(1982)に白沢村文化協会ができ、平出歌舞伎も入会と同時に
平出歌舞伎保存会と改めた

こども歌舞伎

TOP