悲しい出来事
私は元来調子に乗りすぎるきらいがあり、今回反省の意味を含めて執筆しようと思い立ちました。

事が起きたのは2004年10月30日曇り、場所は榛名山の裏峠での出来事です。
その日私の子供と女房は育成会の旅行があり朝早くから出掛けていました。

以前からその日裏榛名へ行こうとのお誘いを受けており、ちょうど良い機会だったので私自身楽しみにしていました。
朝出かける時もとても寒く 体が硬直気味でしたので非常に丁寧に慎重に乗って出かけました。
と言うのも、私のタイヤ既にスリップサインが出ていたのです。
でも急な予定と言う事もあり、また出費を出し渋ったのも事実です。
しかし、この事が結果的には大変大きな出費となって私に帰ってきてしまいました。
しかも、精神的にもかなり応える形で・・・


この日はどんよりとした曇り空で今にも降って来そうな天候でした。
朝8:20頃自宅を出発、出発時の気温は9℃でした。
ツナギの下にフリースを着込んでいたものの走り出すとやはり寒く、体も硬直気味でしたので現地までは慎重に、ゆっくりと走って行きました。

9:20位に現地に到着し、最初の内は この道に慣れない事もありゆっくりとタイヤの感触を確かめる様にして走っていたのですが、徐々に慣れ タイヤも暖まった時には私にしては中々のペースで走れていました。
数回往復し、途中で休憩。
色んな話しに夢中になり、すっかりタイヤも体も冷えた頃また下り坂に向かって走って行きました。
この時既にお昼を回っており更に空は暗くなりつつありました。

この時もあまり無理はしまいと思っていたのでゆっくりと丁寧に乗っていたつもりだったのです。
最初に右のコーナーを曲がり、続いて左、そして次の右コーナーに差し掛かった時 悪夢はやってきました。

緩いコーナーを徐々にバンクさせながら走ってるとフルバンクにもなっていないのに既にバイクは滑り出しそのままスライドする様に転倒。
かなりゆっくりバンクしていた為落下のショックもありませんでした。
視界の中にはそのまま下の方へ滑っていく私の愛車が見えてました。