りんごの効用
@整腸作用・便秘下痢の解消・・・りんごには、水溶性の食物繊維ペクチンが多く含まれており、腸内の掃除や腸内粘膜の保護をします。
これにより便秘の予防や下痢の症状を緩和する殺菌効果があります。また食物繊維ペクチンが腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして便通を良くしてくれるといわれています。下痢の時は、りんごをすりおろして食べると効果的です。
また、余分なコレステロールや食品添加物など腸内の発ガン物質を吸着させ、便と共に体外に排泄する作用もあります。
腸内での有害物質の滞留時間を短くする作用が、動脈硬化や大腸がんの発生などの予防になります。
A高血圧予防に効果・・・高血圧の主原因は、塩分の過剰摂取によりますが、りんごに含まれる無機質のカリウムが体内の塩分(ナトリウム)を尿と一緒に体外に排出する作用があり、この働きが血圧の上昇を抑える効果があると言われています。
またカリウムには、交感神経の緊張を緩和したり、末梢血管を拡張させて血圧を下げたり、血圧を上げるホルモンや血圧上昇物質の分泌を抑える作用があります。
その他にも、カリウムがインシュリンの働きを良くして、糖尿病の予防に効果があるようです。
B疲労回復に効果・・・りんごには酸味の元であるリンゴ酸やクエン酸という有機酸が多く含まれています。これらが代謝機能を促進し、りんごに含まれる糖分と共に、疲れのもとになる乳酸を抑えて疲労を回復させる作用があります。
乳酸は、たんぱく質と結びついて筋肉を硬くしますので、腰痛・肩こりに悩んでいる方は、毎日りんごを食べて防止に努めましょう。
Cポリフェノールの効果
リンゴに含まれるポリフェノールには多くの効果があります。
・ 口臭予防
・ 虫歯・歯肉炎の予防
・ 花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える
・ コレストロールを下げ動脈硬化を防止
・ 体内の活性酸素の抑制
・ 美肌効果