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このマンガは、…何年前でしょうか、かなり前(笑)当時フェバで盛り上がっていたさやさんから頂いた小説を元にして描いてみたものです。
原作は↓

…元々マンガ、って苦手なんですが、まぁ、「顔マンガ」になってますね(笑)。

一度消していたんですが、なんだか懐かしくなって再アップ。


話の時間軸としては、ロクスのED後。
天使がロクスの元に残った、という設定。

普段から足を使って歩いていなかったから、絶対歩くのヘタなんだよ!
エスナだし!!! みたいな感じで盛り上がってました(笑)。

エスナさん、凄く不器用でどんくさいんですよ…。
天使様なのにね!?


私のキャラよろしく、エスナも身長は高い方なのですが、
たかが数センチでも世界変わるんですよ。

髪の毛短めなのに横だけ長い謎仕様。





実は拍手。 ←WEB拍手です。
要望、感想などございましたらどうぞ♪
散歩道


「ちょ、ちょっとまってください・・・」
「なんだ?もうつかれたのか?」
少し後ろからついてきているはずの元天使をロクスは振り返った。
まだ、翼を捨てて間もない元天使には、すべて自分の足で動くという体験は、思ったよりもハードだったらしい。
元から、そんなに翼を使っていたようにも思っていなかったが、やはりあるのとないのとでは話が違う。
「つ、つかれたわけじゃ・・・」
そう言って、少し距離があいてしまったのを埋めようと、エスナは小走りに走った。
「走ると・・・ほらな」
2、3歩で、足がからまってこけてしまったエスナに、手をかして立たせて服についた砂をはらってやる。
ちょっとした体のバランスのとりかたも、翼があったころと違うのだろうか。
よく、こうやってこけるのを見る。
「大丈夫か?」
見ただけで大丈夫だとわかるが、そう聞くと照れたように笑ってエスナはうなずいた。
「大丈夫です」
自分でも砂を払いながら、そう言う。
「つかれてるんだったら、教会でおとなしくしていればよかったんだ」
「疲れてるわけじゃありません!」
ロクスの言葉にむきになって、そう言い返す。
元はといえば、散歩にさそったのは自分だったのだが、こうも何回もこけられれば、心配にもなってくる。
それでなくても、天使から、人になるとは自分には想像もつかないことをして、彼女はここにいるのだから。
「それに・・・こうやって自分の足で歩くのは、気持ちいいですから」
真っ青な空を見上げて、そう言う。
エスナの髪が、その動作にあわせて、緩やかに動く。
思わず、それに見とれてしまう。
風も、彼女を通り過ぎて。
世界も、なにも関係なくここにいる彼女。
ただ、そばにいてほしかった。
気持ちよさそうに空を見上げているエスナの手を引いて、ロクスは再び歩きだした。
「ロクス?」
「こうしてないと、君がまたこけるだろ?」
「むー、そんなにこけません!」
「どうだか」
むくれていた、エスナもすぐにいつもの調子で歩きだす。
「ロクスと、本当の意味で一緒の視線で歩けてうれしいです!だからかな・・・すっごく気持ちいのは」
無邪気に、まるで、自分の気持ちを代弁しているかのようなことを言う。
そう思っているのは、自分だと思っていたけど。
「僕の視線はそんなに低くないぞ」
「そういうこと、言ってるんじゃなくて・・・きゃ」
急に、エスナを抱き上げて、ロクスは言った。
「これくらいだ、僕の視線の高さは」




さやさんからいただきました〜!!
うわ〜こけてる!エスナっぽい〜!
「疲れてるのなら、教会で〜」ってちょっとつきはなすとことか。らしい!!
「ホントの意味で一緒の視線で歩けてうれしいです」っていうのが好きです!『そばにいてほしかった』とか!ああ〜。
幸せ〜!

今、私がさやさんの小説のマンガ描いてるんですよ。それに負けずと送ってくれたらしいです(爆笑)。
私も負けないぞ。