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主とくっついた山姥切長義VS初期刀加州清光
主の身長がこの二振りの真ん中位なのですが、最近身長差があまりないのもいいなと思うようになってきた。
「主はねー、可愛い物が好きなんだよ」
とある日のとある廊下。
突然背後からのそんな声。
「俺の事も可愛いーって言ってくれてさ、前は現世に帰った時リボン買ってきてくれたんだぁ」
「………」
背後から聞こえる足音は一つだが、まぁ、関係ないだろう。
長義が廊下の角を曲がったあたりで、その足音が早くなる。
「!」
「だーかーらぁ!」
「…何かな、加州清光」
「聞いてるわけ?」
「ああ、今の盛大な独り言は俺に向けていたという事かな」
「そうだよ!!この廊下!俺とあんたしかいないじゃん!」
「はぁ……それで?俺も暇じゃないんだけど」
「主の事なんだけど?主の事なのに暇とか関係あるんだー?」
「……聞くだけは聞こう」
話を聞かないと駄目だと判断した長義は向き直って。
―――加州清光、この本丸の初期刀だ。
元々刀の数が少ないこの本丸、そのせいもあってかどうも距離が近い。そう、「主」との。
「俺、認めてないかんね」
「へえ…何をかな? 俺は君に認めて欲しいことなど見当たらないんだけど」
「主だよ!あーるーじー!! 主との事、認めたくないって話!!」
「全く…」
やれやれと額に手を当てる。その様子を見て益々加州のイライラメーターが上昇した。
「長義は勝手に来た政府刀じゃん!俺は!主に!選ばれた初期刀なの!」
「はぁ…まだそんな昔のことを言っているのかな?…全く、今を見たほうがいいと思うけどね。いい加減それしか言う事がないのかな…?」
「今、主の一番近くにいるのは俺なんだけど?」
少し顔を近づけ、加州の耳元で。
くす、と笑う。
「く―――〜!!! とにかく!認めてないから!!!」
…と言うのを描けと言われた(笑)。
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