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 冷たい石造りの腰高の壁、それに寄りかかって皆を眺めている。…遠く、彼らが何を話しているかなんてここからではわからないけども。

「……―――?」
 背後に気配を感じたが、わかっている。だから振り向かずそのままでいるとふわりと微かな風と共に声が届いた。
「また一人でいる。ゴードンに弓教えてるか――こうやってるかどっちかだよね、ジョルジュって」
「あん?…気楽だからな、こうしてる方が」
 確かに、一人で出歩いたり、こうして眺めている事は多い。
 無駄な事を考えずに済む――と思いきや、出歩いた先で誰かに会ったりして、まぁ実際そうはいかないのだが。
「ふぅん…」

「……」
 少しして、微かに首に何か触れた。ジョルジュ本人のものではない、柔らかい薄荷色の髪。
「ね、一緒に見ていてもいい?」
「どうぞ。大して面白くないと思うが?」
「そうかなぁ、だっていろいろ見えそうだから」
「は…、…ああ、見えたくないもんも見えちまったりな」
「えー? ふふ。よかった…。あっち行けとかって言われたらどうしようかと思った」
 同じ方向を見、それから眼前の肩口に寄り添い目を閉じる。
「泣かれちまうよりはいいぜ」
「! …もう、なにそれ!」



…だから何、みたいな。適当に書いたらオチも何もなかった(笑)。 そんな感じです。

というかこれは手摺に入るのか?